【26-27】ジュニア・キッズ向けスキー板おすすめ14選!ブランド別に比較

  • 子どもの身長に合うスキー板の長さがわからない
  • 大人用とジュニア用のスキー板で何が違うのか知りたい
  • ジュニア・キッズにおすすめのスキー板をブランド別に比べたい

ジュニア・キッズ向けスキー板とは、子どもの体重と脚力でもしなるように、大人用より短く軽く、やわらかく作られたスキー板です。多くはジュニア用ビンディングとのセットで販売され、身長や体重に合わせてサイズを選べます。

体に合わない長い板や硬い板を選ぶと、子どもの力では板がたわまず、ターンのきっかけをつかめないまま滑ること自体を怖がってしまいます。ジュニア・キッズのスキー上達を早めるためには、板の長さやフレックス(板のしなりやすさ)を理解し、今の体格に合うスキー板を選ぶことが重要です。

本記事では、ジュニア・キッズにおすすめのスキー板の選び方と、26-27シーズンのブランド別おすすめモデルを紹介します。子どものスキー板の購入や買い替えを考えている保護者は、ぜひ参考にしてください。

タップできる目次

ジュニア・キッズにおすすめのスキー板の特徴

ジュニア・キッズにおすすめのスキー板は、子どもの軽い体重でもたわむよう、大人用より短く軽く、フレックスをやわらかく仕上げているのが特徴です。ビンディングも子ども用の解放値(転倒時などにビンディングがブーツを放す力の強さを示す数値)に合わせた専用品がセットになり、0.75〜4.5のような低い範囲から設定できます。

大人用の板や身長より長すぎる板は、子どもの体重では十分にしならず、ターンを始めるだけでも大きな力が必要になります。さらに解放値が体格に合わないビンディングは、転んでも外れにくかったり、滑走中に不意に外れたりするため、ジュニア用スキー板は専用設計のモデルから選ぶことが欠かせません。

成長が早い子どもほど、「今の体に合う1本」を選ぶことがキッズのスキー上達への近道です。体格に合うスキー板なら少ない力で曲がれて止まれるため、滑るたびに「できた」という手応えが増え、スキーを好きになるきっかけにもつながります。

子どもに合うジュニア・キッズ用スキー板を見極めるための6つのポイントは以下のとおりです。

  • 長さは身長マイナス10cm前後を目安に選ぶ
  • 子どもの体重でもたわむやわらかいフレックスがおすすめ
  • ターンを始めやすいチップロッカー形状がおすすめ
  • 軽いキャップ構造の板が扱いやすい
  • 解放値の合うジュニア用ビンディング付きセットを選ぶ
  • 遊び・基礎・レース・フリーライドの目的で選ぶ

長さは身長マイナス10cm前後を目安に選ぶ

ジュニア・キッズ用スキー板の長さは、身長より5〜10cm短いサイズで、立てたときに板の先端があご〜鼻のあたりに来る長さが一般的な目安です。初めてスキーをする子や長さで迷ったときは、身長マイナス10cm前後の短めを選ぶと、ターンや止まる動作を少ない力で行えます。

メーカーごとに身長と板の長さの対応表を用意しており、たとえばELANの「MAXX BLUE」の公式サイズガイドでは、身長110〜125cmの子に110cmの板を、身長140〜155cmの子に140cmの板を案内しています。購入前には、目当てのモデルのサイズ表に子どもの身長を当てはめて確認するのが確実です。

長すぎるスキー板はスピードが出やすく、子どもの脚力ではコントロールが追いつきません。反対に短すぎる板は扱いやすい半面、身長が伸びると1シーズンで合わなくなるため、成長のペースも見ながら長さを決めると買い替えの無駄を減らせます。

子どもの体重でもたわむやわらかいフレックスがおすすめ

スキー板は体重をかけてたわませることでターンが始まるため、体重の軽い子どもには、少ない力でもしなるジュニア専用のやわらかいフレックスが必要です。大人用のような硬い板では、キッズがいくら踏み込んでも板が曲がらず、ターンのきっかけをつかめません。

各ブランドもジュニア・キッズ向けのフレックスを作り込んでおり、ELANは小さく軽いスキーヤー向けのU-Flex Technologyを採用しています。OGASAKAの「J-2」は板全体がしなやかにたわむよう設計され、SWALLOWの「XEONE」もSoft Flexを掲げるなど、やわらかさは子ども用スキー板に欠かせない基本性能です。

ターンを始めやすいチップロッカー形状がおすすめ

チップロッカーとは、スキー板のトップ(先端)側だけが早めに反り上がった形状のことで、アーリーライズとも呼ばれます。雪面に触れるトップの範囲が短くなるぶん、少ない力でターンに入れて雪面に引っかかりにくいため、初めての子や遊び中心のキッズに向く形です。

一方で、ポールを使ったレースに挑戦するジュニアには、フルキャンバー(板の中央が雪面から浮き上がる弓なりの形状)のモデルも選択肢に入ります。NORDICAの「DOBERMANN COMBI PRO S」のようにフルキャンバーを採用したスキー板は、硬いバーンでもエッジが効きやすいため、子どもの目的に応じて形状を選び分けると失敗しません。

軽いキャップ構造の板が扱いやすい

スキー板が重いと、駐車場からゲレンデまでの持ち運びやリフトの乗り降り、ターン中の板の操作まで、子どもには負担が大きくなります。ジュニア・キッズ用スキー板を選ぶときは、長さやフレックスと並んで軽さも重視すると、ゲレンデで滑る時間を長く楽しめます。

キャップ構造とは、表面のトップシートがエッジ付近まで覆いかぶさる作りのことで、軽く仕上げやすく、板の側面が欠けにくいのが利点です。ROSSIGNOLのCAP SIDEWALLSやSWALLOWのCap Construction、軽さを追求したFISCHERのAir Power Constructionなど、子ども用スキー板には軽量な構造が多く採用されています。

上達してスピードが上がってきたら、ウッドコア(木材の芯材)やサンドウィッチ構造(芯材を上下の層で挟み、側面に硬い素材を配した作り)のモデルへステップアップするのが自然な流れです。重さは増えるものの、高速でも板がばたつきにくくなり、ジュニアのカービングが安定します。

解放値の合うジュニア用ビンディング付きセットを選ぶ

ジュニア・キッズ用スキー板は、ビンディングとのセット販売が基本です。体重の軽い幼児〜低学年は解放値0.75〜4.5のビンディング、体重が増えた高学年〜中学生は上限7.0〜7.5クラスのビンディングと、体格に合わせてセットを選び分けます。

JRS(ジュニア用のレール式プレート)のように調整幅の広いプレートを使ったセットなら、ブーツのサイズが変わってもビンディングの位置を合わせ直しやすくなります。GripWalk(歩きやすいソール形状のスキーブーツ規格)対応のビンディングを選べば、GripWalkソールのジュニアブーツにも対応できる点が便利です。

ビンディングの取り付けと解放値の設定は、ブーツと一緒にスキー専門店へ持ち込み、スタッフに依頼するのが前提です。購入と同時にセッティングまで頼めるショップを選ぶと、シーズンが始まってすぐにジュニア用スキー板を使い始められます。

遊び・基礎・レース・フリーライドの目的で選ぶ

ジュニア・キッズ用スキー板は、子どもがスキーで何をしたいかによって向くモデルが変わります。初めてのスキーや遊び中心ならやわらかいキッズモデル、ジュニア技術選(基礎スキーの技術を競う大会)や検定を目指すなら技術系モデル、ポールに入り始めた子ならレース入門モデルが候補です。

遊びと入門には「XEONE」や「MAXX BLUE JRS」、「SUPERSHAPE TEAM EASY JRS」や「J-2」が合い、基礎を固めるなら「HERO JR」や「TC-J」が向いています。レース入門なら「REDSTER J2」や「DOBERMANN COMBI PRO S」、パウダーや非圧雪も滑りたい子には太めのフリーライド用スキー板「MINDBENDER JR」がおすすめです。

ジュニア・キッズにおすすめのスキー板14選

ジュニア・キッズにおすすめのスキー板を、26-27シーズンの現行モデルからブランド別に紹介します。キッズの最初の1本からジュニアのレースや技術選、フリーライドまで、各モデルの特徴と搭載技術、おすすめの子どものタイプを解説するので、身長やレベル、目的に合うスキー板選びの参考にしてください。

26-27シーズンのジュニア・キッズ向けスキー板で押さえておきたいモデルは、以下のモデルです。

  • 【SWALLOW】XEONE
  • 【ELAN】MAXX BLUE JRS
  • 【HEAD】SUPERSHAPE TEAM EASY JRS
  • 【HEAD】SUPERSHAPE JRS
  • 【ATOMIC】REDSTER J2
  • 【ROSSIGNOL】HERO JR
  • 【ROSSIGNOL】HERO PRO MULTI-EVENT
  • 【OGASAKA】J-2
  • 【OGASAKA】TC-J
  • 【FISCHER】RC4 RACE JR
  • 【SALOMON】EQUIPE MT JR
  • 【NORDICA】DOBERMANN COMBI PRO S
  • 【VOLKL】RACETIGER JR PRO
  • 【K2】MINDBENDER JR

【SWALLOW】XEONE

【SWALLOW】XEONEの製品画像

項目 内容
ブランド SWALLOW
モデル名 XEONE
長さ 110〜140cm
サイドカーブ半径(R) 7.4〜12.8m
センター幅 69mm
構造 キャップ構造/キャンバー+セミロッカー

「XEONE」は、長野県飯山市で1953年に創業した国産メーカーのSWALLOWが、ジュニア向けに展開するシステムビンディング付きのスキー板です。110〜140cmを10cm刻みでそろえ、KID4 GWビンディングが付属するため、小学生の成長に合わせて長さを選べます。

SWALLOWの「XEONE」は、Camber(キャンバー)にセミロッカーを組み合わせ、Soft Flexのやわらかさと深めのサイドカット(板の側面のくびれ)を持たせた設計です。板の構造にはCap Constructionを採用し、低速でのずらす操作からエッジを使ったカービングターンまで幅広く対応するため、ジュニアが基礎を覚える時期に長く使えます。

小学生になってスキーを本格的に始める子や、家族でのスキー旅行を機に自分の板をそろえたい家庭には、SWALLOWの「XEONE」がおすすめです。110cmから選べるので、身長115〜120cm前後のジュニアが最初に持つスキー板としても長さを合わせやすくなっています。

【ELAN】MAXX BLUE JRS

【ELAN】MAXX BLUE JRSの製品画像

項目 内容
ブランド ELAN
モデル名 MAXX BLUE JRS
長さ 70〜150cm
サイドカーブ半径(R) 2.5〜8.6m(70〜120cm)
センター幅 68〜69mm
構造 フルパワーキャップ/シンフレックスコア

「MAXX BLUE JRS」は、カービングスキーの先駆けとして知られるスロベニアのELANが、ジュニア専用に開発したMAXXシリーズのブルーカラーモデルです。70cmの短いサイズから展開しているため、未就学のキッズが初めて履くスキー板から小学生まで、身長に合わせて長さを選べます。

ELANの「MAXX BLUE JRS」には、小さく軽いスキーヤーに合わせてしなりを調整したU-Flex Technologyと、トップが早めに反り上がるEarly Rise Rockerが採用されています。軽量なFull Power Cap構造とSynflex Coreを組み合わせ、キッズの小さな力でもターンのきっかけをつかみやすいうえ、公式の身長別サイズガイドで長さを決めやすい点も魅力です。

3〜4歳でスキーデビューする子から小学校低学年まで、まずは楽しく滑れることを重視する家庭に向くジュニア・キッズ用スキー板です。ELANの「MAXX BLUE JRS」は小さいサイズから同じモデルで乗り継げるため、成長に合わせて板を買い替えていくキッズにおすすめできます。

【HEAD】SUPERSHAPE TEAM EASY JRS

【HEAD】SUPERSHAPE TEAM EASY JRSの製品画像

項目 内容
ブランド HEAD
モデル名 SUPERSHAPE TEAM EASY JRS
長さ −
サイドカーブ半径(R) −
センター幅 −
構造 −

「SUPERSHAPE TEAM EASY JRS」は、HEADの大人用カービングシリーズ「SUPERSHAPE」の名前を受け継ぐ、キッズ向けのエントリーモデルです。子どもが力を入れずにカーブを楽しめるようHEADがフレックスをやわらかく仕上げたジュニア用スキー板で、長さに応じてJRS 4.5 GW CAかJRS 7.5 GW CAのビンディングが組み合わされます。

HEADの「SUPERSHAPE TEAM EASY JRS」は、ターンの入り口を軽くするJunior Rockerと、板を重くせずに外側のエッジ付近を補強するJr. Power Frameを採用したキッズモデルです。ターンの導入を助けるERA 2.0も組み合わされ、ボーゲンからエッジを立てたターンへ移る段階のキッズでも、少ない力で板を曲げられます。

幼児〜小学校低学年でスキーを始める子や、成長したら同じシリーズの「SUPERSHAPE JRS」へ乗り継ぎたい家庭におすすめのジュニア・キッズ向けスキー板です。HEADのSUPERSHAPEシリーズでそろえておけば、カービング寄りの設計が共通しているため、買い替えのたびにモデル選びで迷う手間も減らせます。

【HEAD】SUPERSHAPE JRS

【HEAD】SUPERSHAPE JRSの製品画像

項目 内容
ブランド HEAD
モデル名 SUPERSHAPE JRS
長さ −
サイドカーブ半径(R) −
センター幅 −
構造 −

「SUPERSHAPE JRS」は、HEADが「もうすでに滑れるようになったジュニア用モデル」と位置づける、SUPERSHAPE TEAM EASY JRSの上位にあたるスキー板です。ゲレンデをひととおり滑れるようになった子が次のステップとしてカービングを磨くための1本で、体重が増えたジュニアに合わせたJRS 7.5 GW CAビンディングとのセットで展開されています。

センター幅68mmのやや細身のシェイプを持つHEADの「SUPERSHAPE JRS」は、エッジの切り替えを素早く行いやすいのが特徴です。ターンの導入を助けるERA 2.0と、ブーツサイズに合わせて位置を調整できるJRS 7.5 GW CAビンディングの組み合わせにより、スピードが上がっても安定したカービングでジュニアが整地を滑れます。

ゲレンデをひととおり滑れるようになった小学生〜中学生で、整地をしっかりカービングしたいジュニアにおすすめのスキー板です。キッズモデルからのステップアップとして、HEADの「SUPERSHAPE JRS」は、やわらかさよりも安定感を求め始めた時期の子に合わせやすくなっています。

【ATOMIC】REDSTER J2

【ATOMIC】REDSTER J2の製品画像

項目 内容
ブランド ATOMIC
モデル名 REDSTER J2
長さ 70〜150cm(3レンジ)
サイドカーブ半径(R) 7〜13.5m
センター幅 −
構造 −

「REDSTER J2」は、ワールドカップで実績を重ねるATOMICのレースライン「REDSTER」の名を冠したジュニア用スキー板です。70-90、100-120、130-150の3レンジに分かれており、国内の販売店では100-120を5〜8歳、130-150を8〜12歳の目安として案内しているため、年齢と身長に合わせて選べます。

ATOMICの「REDSTER J2」は、軽量なDensolite coreとCap constructionで板の重さを抑え、トップに設けたRace Rockerでターンの入り口を軽くした構成です。子どもの力でも板をたわませやすいBend-X technologyを組み合わせてキッズでも扱いやすく、付属のC 5 GWビンディングはステップインしやすいうえにGripWalkにも対応しています。

ゲレンデでカービングを覚えたい小学生や、ポールを使ったレースに興味が出てきたジュニアには、ATOMICの「REDSTER J2」がおすすめです。レンジごとに長さが細かく分かれているので、幼児期から小学校高学年まで同じシリーズでスキー板を乗り継げます。

【ROSSIGNOL】HERO JR

【ROSSIGNOL】HERO JRの製品画像

項目 内容
ブランド ROSSIGNOL
モデル名 HERO JR
長さ 100〜140cm
サイドカーブ半径(R) 6〜12m
センター幅 67mm
構造 キャップ構造/マイクロセルコア

「HERO JR」は、フランスの老舗ROSSIGNOLがレースライン「HERO」から送り出すジュニア用スキー板で、日本公式では「HERO 100-140 KID-X」の名前で展開されています。100〜140cmの長さをそろえ、KID 4 GW B76ビンディングとのセットで販売されるため、ビンディングを別に選ぶ手間がかかりません。

ROSSIGNOLの「HERO JR」には、深めのサイドカットで切れのあるターンを引き出すOVERSIZED SIDECUTと、トップを反り上げてターンの入りを軽くするTIP ROCKERが採用されています。軽さと欠けにくさを両立するCAP SIDEWALLSで仕上げたスキー板は、初級〜中級の子がボーゲンからパラレルへ進む段階で、エッジを使ったターンを覚えやすくなります。

スキースクールで基礎を学んでいる子や、ボーゲンを卒業してパラレルターンを身につけたいジュニアにおすすめのモデルです。ROSSIGNOLのHEROシリーズは上位にレース入門の「HERO PRO MULTI-EVENT」も控えており、上達に合わせて同じシリーズでステップアップできる点も「HERO JR」を選ぶ利点になります。

【ROSSIGNOL】HERO PRO MULTI-EVENT

【ROSSIGNOL】HERO PRO MULTI-EVENTの製品画像

項目 内容
ブランド ROSSIGNOL
モデル名 HERO PRO MULTI-EVENT
長さ 110〜130cm
サイドカーブ半径(R) 6〜9m
センター幅 67mm
構造 キャップ構造/ポプラウッドコア

「HERO PRO MULTI-EVENT」は、ROSSIGNOLが「ゲレンデのどこでも使えるレース入門スキー」と位置づける、ジュニア用HEROシリーズの上位モデルです。日本公式では110〜130cmの長さをKID 4 GW B76ビンディングとのセットで展開し、レースを始めたばかりの小学生の体格に合わせたスキー板にまとめられています。

ROSSIGNOLの「HERO PRO MULTI-EVENT」は、反発と粘りのバランスに優れたPOPLAR WOOD COREに、反発性と耐久性を高めるCAP SIDEWALLSを組み合わせたスキー板です。硬いバーンでもエッジが効くHard Snow Precision On-Trail Rockerを採用しており、ポール練習の日も普段のフリー滑走の日も、ジュニアが同じ1本でこなせます。

ジュニアレースや地域のスキー少年団でポールに入り始めた子、「HERO JR」から一段上の板に乗り換えたい子には「HERO PRO MULTI-EVENT」をおすすめします。ラディウス(サイドカーブの半径で、小さいほど小回り向き)は110cmで6.0m、130cmで9.0mと短めに設定され、小回りのリズムをつかみやすい点もROSSIGNOLのレース入門用スキー板らしい特徴です。

【OGASAKA】J-2

【OGASAKA】J-2の製品画像

項目 内容
ブランド OGASAKA
モデル名 J-2
長さ 100〜120cm
サイドカーブ半径(R) 6.3〜9.6m
センター幅 64mm(120cm)
構造 NFウッドコア+特殊F.R.P

「J-2」は、長野県の国産スキーメーカーOGASAKAが「楽しんでいるうちに自然と上達する」ことを目指して作ったジュニア用スキー板です。100〜120cmの長さで展開し、パズルやブロックをモチーフにしたグラフィックでJ-1と対になるデザインに仕上げているため、子どもと一緒に柄を選ぶ楽しみもあります。

OGASAKAの「J-2」は、NFウッドコアに特殊F.R.Pを組み合わせた構成で、板全体がしなやかにたわむ設計です。キッズの小さな力でもターンに入りやすく、滑走面にはUHMW-PE(超高分子量ポリエチレン)のグラファイト入りベースを採用し、ビンディングはTYROLIA JRS 4.5 GW CAとのセットも用意されています。

幼児〜小学校低学年でスキーを始める子や、国産メーカーのジュニア用スキー板を選びたい家庭におすすめです。雪遊びの延長でスキーを覚えてほしい保護者にとって、OGASAKAの「J-2」は操作の覚えやすさを重視した有力な選択肢になります。

【OGASAKA】TC-J

【OGASAKA】TC-Jの製品画像

項目 内容
ブランド OGASAKA
モデル名 TC-J
長さ 130〜150cm
サイドカーブ半径(R) 10.4〜14.3m
センター幅 66mm(150cm)
構造 サンドウィッチ構造/NFウッドコア

「TC-J」は、OGASAKAの技術選モデル「TCシリーズ」のジュニア版で、ジュニア技術選を目指す小学校低学年〜中学年を対象に作られたオールラウンドモデルです。130〜150cmの長さで展開し、ビンディングはTYROLIA JRS 7.5 GW CAとのセットが用意されているため、体格がしっかりしてきたジュニアにも対応できるスキー板です。

OGASAKAの「TC-J」は、サンドウィッチ構造にNFウッドコアと特殊F.R.Pを組み合わせ、しっとりした乗り味とダイレクトな操作性、安定性を兼ね備えています。ラディウスは130cmで10.4m、150cmで14.3mとジュニア用としては長めに設定され、検定や技術選で求められる大回りのターンを安定して練習できます。

ジュニア技術選やバッジテスト(全日本スキー連盟などが実施するスキーの技能検定)を目指す子、基礎スキーの正確なターンを身につけたい小学生にはOGASAKAの「TC-J」がおすすめです。上位にはTC-JSやTC-JLも用意されており、技術と体格の成長に合わせてTCシリーズのなかでスキー板を選び直せます。

【FISCHER】RC4 RACE JR

【FISCHER】RC4 RACE JRの製品画像

項目 内容
ブランド FISCHER
モデル名 RC4 RACE JR
長さ 100〜120cm
サイドカーブ半径(R) 10m(120cm)
センター幅 68mm
構造 エアパワー構造/ファイバーテック

「RC4 RACE JR」は、オーストリアのFISCHERがレースライン「RC4」のデザインで仕上げた、スキーを始めたばかりのキッズ向けモデルです。70-90、100-120、130-150のレンジがあり、FS 4 GW CA JRSビンディングとのセットで販売されるため、幼児から小学生まで体格に合うジュニア用スキー板を選べます。

FISCHERの「RC4 RACE JR」は、板を極めて軽く仕上げるAir Power Constructionと、扱いやすさを支えるFiber Tech、ターンの入りを助けるOn-Piste Rockerを搭載したモデルです。セット全体の重さを抑えた構成で、解放値0.75〜4.5のビンディングはステップインしやすく、体重の軽いキッズでも自分でブーツをはめやすくなっています。

幼児〜小学校中学年で、ゲレンデでの基本姿勢やターンの入り方を楽しく覚えたい子におすすめのキッズ向けスキー板です。FISCHERの「RC4 RACE JR」は、レースラインと同じデザインの板で遊び感覚のまま基礎を固めたいジュニアに合っています。

【SALOMON】EQUIPE MT JR

【SALOMON】EQUIPE MT JRの製品画像

項目 内容
ブランド SALOMON
モデル名 EQUIPE MT JR
長さ −
サイドカーブ半径(R) −
センター幅 −
構造 −

「EQUIPE MT JR」は、SALOMONのレースライン「EQUIPE」の構造を受け継いだジュニア用スキー板です。国内では130cmと140cmをL6 GW、150cmと160cmをM10 GWのビンディングと組み合わせたセットで展開しており、体格がしっかりしてきた高学年以上の子に合う長さがそろっています。

SALOMONの「EQUIPE MT JR」は、Semi-Sandwich構造とポプラ材のウッドコアで、ターンとターンの間に反発を生み出します。トップにロッカーを設けたキャンバー形状でターンに入りやすく、中回り〜小回りまでこなせるうえ、M10 GWのセットはEasytrak M10 GWのプレートを使い、成長でブーツサイズが変わってもビンディング位置を合わせやすい作りです。

整地を速く正確に滑りたい小学校高学年〜中学生の中級以上のジュニアに向けて、SALOMONの「EQUIPE MT JR」をおすすめします。レース用の「EQUIPE」と同じ系統のスキー板で滑り込んでおけば、将来ポールに挑戦したくなったときの土台づくりにも役立ちます。

【NORDICA】DOBERMANN COMBI PRO S

【NORDICA】DOBERMANN COMBI PRO Sの製品画像

項目 内容
ブランド NORDICA
モデル名 DOBERMANN COMBI PRO S
長さ 100〜130cm
サイドカーブ半径(R) 7〜10m
センター幅 69mm
構造 ウッドコアサンドウィッチ/フルキャンバー

「DOBERMANN COMBI PRO S」は、イタリアのNORDICAがレースライン「DOBERMANN」で展開するジュニア用スキー板で、公式がU8〜U14(8歳以下〜14歳以下のレースカテゴリー)のレース入門として位置づけるモデルです。GS(大回転)とSL(回転)の中間的な性格を持ち、ジュニアが1本で両方の種目を練習できます。

NORDICAの「DOBERMANN COMBI PRO S」は、ワールドカップスタイルのウッドコアサンドウィッチ構造で、Energy CAとLite Performance Wood + Sidewallで組み上げています。エッジグリップを高めるFull Camberと、ジュニア用のFDT JR RTLプレートを組み合わせ、硬く締まったレースバーンでもエッジを立てたターンを練習できる設計です。

ジュニアレースに出始めた子や、回転と大回転の練習を1本でこなしたい子におすすめのレース入門用スキー板です。NORDICAの「DOBERMANN COMBI PRO S」はフルキャンバーでエッジが強く効くぶん、ずらす操作が中心のキッズには扱いが難しく感じられるため、レースに取り組む目的がはっきりした子に向いています。

【VOLKL】RACETIGER JR PRO

【VOLKL】RACETIGER JR PROの製品画像

項目 内容
ブランド VOLKL
モデル名 RACETIGER JR PRO
長さ 120〜160cm
サイドカーブ半径(R) 7.5m(120cm)/9m(130cm)
センター幅 70mm
構造 マルチレイヤーウッドコア/チップロッカー

「RACETIGER JR PRO」は、ドイツのVOLKLが「競技には出ないけれどレースのように滑りたい子」のために作ったジュニア用スキー板です。ラインナップでは「Racetiger Junior」とジュニアレーシングモデル「Racetiger SL R JR」の中間に位置し、120〜160cmの長さを7.0 VMOTION JRビンディング付きで展開しています。

VOLKLの「RACETIGER JR PRO」は、ターンに入りやすいTip Rockerと、粘りのあるMultilayer Woodcoreを組み合わせた構造です。プレートに取り付け済みの7.0 VMOTION JRビンディングと合わせて、小回りから中回りのターンでエッジを雪面に食い込ませやすく、ジュニアがカービング技術を一段引き上げる練習に向いています。

小学校高学年〜中学生でカービングをさらに磨きたいジュニアや、将来のレース参加も視野に入れている子にはVOLKLの「RACETIGER JR PRO」がおすすめです。センター幅70mmのシェイプは整地でのエッジの切り替えが軽快な一方、深い新雪では浮力が足りないため、オンピステ(圧雪されたコース)中心での使用に向いています。

【K2】MINDBENDER JR

【K2】MINDBENDER JRの製品画像

項目 内容
ブランド K2
モデル名 MINDBENDER JR
長さ 119〜149cm
サイドカーブ半径(R) 8.5m(119cm)
センター幅 84mm
構造 フルウッドコア/オールテレインロッカー

「MINDBENDER JR」は、アメリカのK2がフリーライドシリーズ「MINDBENDER」の設計をジュニアサイズに落とし込んだスキー板です。119〜149cmの長さで展開し、119cmは4.5 FDT JR、129cmは4.5 FDT JR LARGE PLATE、139cmと149cmは7.0 FDT JRと、サイズごとにビンディングを組み合わせています。

K2の「MINDBENDER JR」は、Pure Aspen CoreによるFull Wood Coreと、ターンの入りやすさと雪上での浮きやすさを両立するAll-Terrain Rockerを採用しています。センター幅84mmのワイドなシェイプに119cmでラディウス8.5mの設定を合わせ、圧雪されたゲレンデから荒れた雪、軽いパウダーまで1本で対応できるジュニア用スキー板です。

整地のターンに慣れてきて、非圧雪やパウダーにも挑戦したいジュニアにはK2の「MINDBENDER JR」がおすすめです。公式の対象レベルは初級〜中級で、レース系の細い板のような鋭い切り返しよりも、さまざまな雪質をおおらかに楽しむ滑りに向いています。

ジュニア・キッズ用スキー板を使うときの注意点

ジュニア・キッズ用スキー板の性能を引き出すために、購入後に知っておきたい注意点を解説します。モデル選びと合わせて押さえておくことが、子どもがスキー板を長く快適に使うための前提です。

子どものスキー板を安全に長く使うために、購入後に意識したい注意点は以下の4つです。

  • ビンディングはブーツに合わせて専門店で調整する
  • 大きめの板を長く使おうとしない
  • 成長に合わせて買い替えとレンタルを使い分ける
  • シーズン後はエッジと滑走面の手入れをする

ビンディングはブーツに合わせて専門店で調整する

ジュニア用スキー板のビンディングは、ブーツのソール長に加えて、子どもの体重や身長、年齢、滑走レベルに合わせて位置と解放値を調整する必要があります。VOLKLやROSSIGNOLも販売店での取り付けと調整を前提としており、保護者が自分で解放値を設定するのはおすすめできません。

成長期の子どもは足のサイズも変わりやすいため、ブーツを買い替えたときやシーズンの始めには、スキー板とブーツを一緒に専門店へ持ち込み、プレート位置と解放値を合わせ直してもらうと安心です。JRSのようなレール式プレートなら調整の幅が広く、ジュニア・キッズのブーツサイズの変化にも同じスキー板で対応しやすくなります。

大きめの板を長く使おうとしない

「すぐに大きくなるから」と身長より長いジュニア用スキー板を買うと、子どもの脚力ではたわませきれず、スピードも出すぎてコントロールが難しくなります。曲がれない、止まれないという経験が重なるとスキーを怖がる原因にもなるため、長さは今の身長に合わせて選ぶのが基本です。

少しでも長く使いたい場合は、身長マイナス5〜10cmという目安の範囲内で長めのサイズを選び、範囲を超えて長くしないのが現実的な落としどころです。キッズのうちは操作のしやすさを優先し、長さの調整は買い替えのタイミングで行うと、スキー板選びで失敗しにくくなります。

成長に合わせて買い替えとレンタルを使い分ける

4歳前後の成長が早い時期は、身長の伸びに合わせて2年ほどがジュニア・キッズ用スキー板の買い替えの目安です。年に1〜2回しかゲレンデに行かない家庭なら、毎回のレンタルや、シーズン単位で借りられるシーズンレンタルを活用すると、成長に合わせて長さを選び直せます。

購入する場合は、同じシリーズで長さ展開が広いモデルを選ぶと乗り継ぎがスムーズです。HEADなら「SUPERSHAPE TEAM EASY JRS」から「SUPERSHAPE JRS」へ、ATOMICの「REDSTER J2」なら3つのレンジを順に乗り継ぐ形で次のスキー板を選べば、買い替えのたびにモデル選びで迷う時間も短くなります。

シーズン後はエッジと滑走面の手入れをする

スキー板を使ったあとは、エッジや滑走面に付いた雪と水分をタオルで拭き取り、エッジのサビを防ぎます。シーズン前後に滑走面へワックスを塗って保護しておくことも、ジュニア・キッズ用スキー板の滑りの軽さを保つうえで大切な作業です。

手入れの行き届いたスキー板は状態を保ちやすいため、きょうだいへのお下がりや買い替え時の下取りにも回しやすくなります。オフシーズンは直射日光と湿気の少ない場所で保管しておくと、次のシーズンもキッズがすぐに滑り出せます。

まとめ:ジュニア・キッズ向けスキー板で親子のゲレンデを楽しもう

本記事では、ジュニア・キッズにおすすめのスキー板と、子どもの体格や目的に合わせた選び方を解説しました。ジュニア・キッズ向けスキー板は、子どもの体重でもたわむやわらかさと軽さ、ターンに入りやすい形状を備えているため、少ない力でターンを覚えられます。

ジュニア・キッズ用のスキー板を選ぶ際は、身長マイナス5〜10cmの長さ、やわらかいフレックスとロッカー形状、体格に合う解放値のビンディング、遊びや基礎、レース、フリーライドといった目的の4点を判断軸にすると失敗しません。初めての子はやわらかいキッズモデル、基礎やレースに進む子は技術系やレース入門モデルと、レベルに合わせて選び分ける方法がおすすめです。

今の体に合う1本を選ぶだけで、子どもにとってスキーは「怖い」から「楽しい」に変わります。ブランド別のおすすめモデルからジュニア・キッズに合うスキー板を見つけて、親子でゲレンデを楽しんでください。

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この記事を書いた人

学生のころに家族と行ったスキー旅行をきっかけに、毎シーズン雪山へ通うようになりました。以来、複数ブランドの板を実際に購入して滑り比べ、長さや構造の違いが滑り味にどう効くのかを記録しています。何を基準に選べばいいか迷う方に向けて『スキーセレクト』を運営しています。

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