【26-27】スキーヘルメットおすすめ11選!ブランド別に人気モデルを徹底比較

  • 初めてのスキーヘルメットは、どのブランドのどのモデルを選べばいい?
  • MIPSやアジアンフィットなど、スキーヘルメットの用語の違いがわからない
  • ヘルメットをかぶるとゴーグルが曇りそうで不安

スキーヘルメットとは、転倒や衝突のときに頭部への衝撃をやわらげるためにかぶる、スキー用の保護具です。雪山で使うことを前提に、耳を冷えから守るイヤーパッドや、ゴーグルと組み合わせやすい形、レンズの曇りを抑えるベンチレーション(ヘルメットの通気口)を備えたモデルが多くそろっています。

頭の形に合わないスキーヘルメットを選ぶと、ゴーグルとのすき間からおでこが冷えたり、レンズが曇ったりして、滑りに集中できなくなります。スキーを快適に楽しみ上達を早めるためには、フィットや衝撃対策の仕組みを理解し、自分の頭とスタイルに合うヘルメットを選ぶことが重要です。

この記事では、スキーにおすすめのヘルメットの選び方と、ブランド別のおすすめモデルを紹介します。26-27シーズンのスキーヘルメットを比較検討中のスキーヤーは、ぜひ参考にしてください。

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スキーにおすすめのヘルメットの特徴と選び方

スキーにおすすめのヘルメットは、転倒や立ち木、ほかのスキーヤーとの衝突で頭に受ける衝撃をやわらげるための装備です。スキーはスピードが出やすく、硬く締まった圧雪バーンやアイスバーンで頭を打つこともあるため、SWANSも新作の発表で、国内のスキー・スノーボードでヘルメットの着用率が高まっていると述べています。

スキーヘルメットには、イヤーパッドによる保温やゴーグルとの一体感、曇りを抑えるベンチレーションなど、雪山で使うための工夫が詰まっています。一方で、頭の形に合っていないヘルメットは衝撃を受けたときにずれやすく、本来の性能を発揮できません。

スキーヘルメットを選ぶときは、ブランド名よりも先にフィットと安全規格を確認するのが基本です。次にシェル構造やゴーグルとの相性を確かめる順番で絞り込めば、自分に合うヘルメットに迷わずたどり着けます。

スキーヘルメットで失敗しないために押さえておきたい選び方のポイントは、以下の6つです。

  • サイズとフィットは頭囲と頭の形に合うアジアンフィットを選ぶ
  • 安全規格はCE EN1077やASTM F2040の認証モデルを選ぶ
  • 斜めからの衝撃に備えるならMIPSなどの回転衝撃対策モデルがおすすめ
  • シェル構造は軽さ重視ならインモールド、丈夫さ重視ならハイブリッドを選ぶ
  • ゴーグルの曇りを防ぐベンチレーションとゴーグルとの相性を確認する
  • ゴーグルの付け外しを減らしたいならバイザー一体型も選択肢

サイズとフィットは頭囲と頭の形に合うアジアンフィットを選ぶ

スキーヘルメットのサイズは、眉の少し上と後頭部のいちばん出ている部分を通る頭囲をメジャーで測り、メーカーのサイズ表と照らし合わせて選びます。サイズの区切り方はブランドごとに違い、M 54〜58cmのように4cm刻みのモデルもあれば、55〜59cm、59〜61cmと細かく分けるモデルもあるため、測った数値での確認が欠かせません。

日本人の頭は欧米人より丸く、横幅が広い傾向があります。欧米向けの形のヘルメットではこめかみが圧迫されたり、前後にすき間ができたりしやすいため、アジアンフィット(アジア人の丸く幅の広い頭の形に合わせた設計)のスキーヘルメットを選ぶとフィット感が安定します。

今回紹介するスキーヘルメットでは、ATOMICの「REVENT AMID ROUND FIT」やSWANSの「NOVAQ」、GIROの「NEO MIPS II」、SMITHの「METHOD MIPS」、POCの「Obex WF MIPS」がアジア向けの形です。

ダイヤルで締め付けを変えられるヘルメットなら、ニット帽なしでも細かくフィットを合わせられます。OAKLEYの「BOAフィットシステム」(ダイヤルを回して締め付けを調整する機構)やROSSIGNOLの「ダイヤルR-Fitシステム」が、スキーヘルメットのダイヤル式の代表例です。

安全規格はCE EN1077やASTM F2040の認証モデルを選ぶ

スキーヘルメットの代表的な安全規格には、ヨーロッパのCE EN1077と、アメリカのASTM F2040があります。どちらもスキーやスノーボードで使うヘルメットを対象にした規格で、決められた条件で衝撃吸収などの試験を受けたヘルメットが認証を取得できます。

今回紹介するスキーヘルメットの多くがCE EN1077の認証を取得しており、ATOMICの「REVENT AMID ROUND FIT」とSMITHの「METHOD MIPS」、POCの「Obex WF MIPS」はASTM F2040の認証もあわせて取得したモデルです。2つの規格を両方取得したヘルメットは、ヨーロッパとアメリカの両方の基準で試験を受けています。

一方、通販の格安品の中には規格の表示がないヘルメットもあります。スキーヘルメットを購入する前に、商品ページや内側のラベルで規格の表記を確認しておくのが確実です。

斜めからの衝撃に備えるならMIPSなどの回転衝撃対策モデルがおすすめ

MIPS(Multi-directional Impact Protection Systemの略で、多方向衝撃保護システム)とは、ヘルメットの内側に入れた低摩擦の層がわずかにずれ動き、斜めからの衝撃で頭にかかる回転の力をやわらげるように設計された仕組みです。スキーで転倒すると頭が雪面に斜めに当たることもあり、MIPSは頭の回転方向の動きに着目して作られています。

今回紹介するスキーヘルメットでは、SALOMONの「PIONEER 3 MIPS」と「DRIVER PRO SIGMA MIPS」、SWANSの「NOVAQ」、GIROの「NEO MIPS II」、SMITHの「METHOD MIPS」、OAKLEYの「MOD5 MIPS」、POCの「Obex WF MIPS」がMIPSを搭載しています。

MIPS以外では、ATOMIC独自の「AMID」や、拡張ポリプロピレン(EPP)を使い、軽い衝撃を繰り返し受けても衝撃吸収性を保ちやすいROSSIGNOLの「EPPマルチインパクトテクノロジー」が独自の衝撃対策です。名前にMIPSが付くかどうかだけで判断せず、衝撃対策の中身まで確かめると、スキーヘルメットの違いがはっきりわかります。

シェル構造は軽さ重視ならインモールド、丈夫さ重視ならハイブリッドを選ぶ

スキーヘルメットのシェル構造は、外側の薄いポリカーボネート(PC)と衝撃吸収材のEPS(発泡ポリスチレン)を一体成形するインモールドと、硬いABS樹脂などを組み合わせるハイブリッドの2種類が主流です。どちらを選ぶかで、ヘルメットの重さと表面の丈夫さが変わります。

インモールドはシェルとライナーを一体化して余分な素材を減らせるため軽く仕上がり、1日中かぶっても首が疲れにくいのが特長です。HEADの「REV」に使われるIn-MoldやATOMICの「REVENT AMID ROUND FIT」のIn-Mold Dual Shell、SMITHの「METHOD MIPS」のインモールド・コンストラクションが、インモールドの代表例です。

ハイブリッドは頭頂部など傷がつきやすい部分に硬い素材を使い、持ち運びでぶつけても表面が傷みにくい構造に仕上げています。POCの「Obex WF MIPS」やOAKLEYの「MOD5 MIPS」のハイブリッドシェル成形、uvexの「gravitate」のハイブリットテクノロジーが、ハイブリッドに該当します。

1日中ゲレンデを滑り続けるスキーヤーは、首が疲れにくい軽さを優先すると快適です。林間コースや荒れたバーンも滑るスキーヤーや、ヘルメットを頻繁に持ち運ぶ方は、表面の丈夫さを優先すると良いでしょう。

ゴーグルの曇りを防ぐベンチレーションとゴーグルとの相性を確認する

スキーヘルメットとゴーグルの間にすき間があるとおでこが冷え、ヘルメットとゴーグルの通気がつながっていないと、レンズの内側に湿気がこもって曇りやすくなります。ベンチレーションの仕組みとゴーグルとの相性は、スキー中の視界を左右する要素です。

前側から湿気を逃がす仕組みとしては、ゴーグル内の空気を前面の通気口から逃がすPOCの「Obex WF MIPS」や、SMITHの「AirEvac ベンチレーションシステム」があります。

GIROの「サーモスタットコントロール付ベンチレーション」やuvexの「開閉式ベンチレーション」、HEADの「Adjustable Ventilation」は、通気口を開け閉めできる仕組みです。晴れた春スキーでは開け、吹雪の日は閉めるといったように、天気に合わせてヘルメット内の通気を調整できます。

SWANSの「NOVAQ」のように、自社ゴーグルとの併用を前提に設計したスキーヘルメットもあります。ゴーグルの形はブランドごとに違うため、手持ちのゴーグルを持ってヘルメットを試着し、縁がすき間なくそろうか確かめると失敗しません。

ゴーグルの付け外しを減らしたいならバイザー一体型も選択肢

バイザー一体型とは、ヘルメットにレンズ(バイザー)を取り付けたタイプのスキーヘルメットです。ゴーグルを別に用意したり、ストラップをヘルメットに付け直したりする手間がかからず、休憩のたびにゴーグルの置き場所を気にする必要もありません。

今回のモデルでは、SALOMONの「DRIVER PRO SIGMA MIPS」がバイザー一体型で、公式では「バイザーヘルメットと従来のゴーグル装着型ヘルメットの利点を組み合わせた」と紹介されています。メガネをかけたまま使えるかはヘルメットごとに違うため、メガネで滑るスキーヤーは購入前に対応を確認しておくと安心です。

スキーにおすすめのヘルメット11選

ここではスキーにおすすめのヘルメットを、26-27シーズンの現行モデルからブランド別に紹介します。各スキーヘルメットのフィットと衝撃対策の仕組み、向いているスキーヤーをあわせて解説します。

26-27シーズンに注目したいスキーヘルメットは、以下のモデルです。

  • 【ATOMIC】REVENT AMID ROUND FIT
  • 【HEAD】REV
  • 【ROSSIGNOL】ALTA IMPACTS
  • 【SALOMON】PIONEER 3 MIPS
  • 【SALOMON】DRIVER PRO SIGMA MIPS
  • 【SWANS】NOVAQ
  • 【uvex】gravitate
  • 【GIRO】NEO MIPS II
  • 【SMITH】METHOD MIPS
  • 【OAKLEY】MOD5 MIPS
  • 【POC】Obex WF MIPS

【ATOMIC】REVENT AMID ROUND FIT

【ATOMIC】REVENT AMID ROUND FITの製品画像

項目 内容
ブランド ATOMIC
モデル名 REVENT AMID ROUND FIT
フィット ROUND FIT(ASIAN FIT)
衝撃対策 AMID
安全規格 CE EN 1077:2007 CLASS B/ASTM F 2040
サイズ S〜XL(51〜65cm)

「REVENT AMID ROUND FIT」は、オーストリアのスキーメーカーATOMICが展開するREVENTシリーズのスキーヘルメットで、丸みのある頭に合わせたROUND FIT(ASIAN FIT)のモデルです。山の厳しいコンディションを想定して作られ、スキー板やブーツと同じATOMICでヘルメットまでそろえられます。

「REVENT AMID ROUND FIT」の衝撃対策はMIPSではなく、ATOMIC独自の「AMID」です。シェルには「In-Mold Dual Shell」構造を使い、頭全体を包む「360° Fit System」と頭の形になじむ「Live Fit」でフィットを整えます。

ATOMICの「REVENT AMID ROUND FIT」には、滑走中にこもった熱を逃がす「Active Aircon Venting」と、取り外して洗える「Removable and Washable Full Cap Liner」も備わっています。安全規格はCE EN 1077:2007 CLASS BとASTM F 2040の両方を取得したヘルメットです。

ATOMICの「REVENT AMID ROUND FIT」は、欧米向けの形ではこめかみが当たりやすい丸い頭のスキーヤーや、スキー板と同じメーカーのヘルメットを選びたい方におすすめです。XLは63〜65cmまで用意され(Blackのみ)、大きめの頭囲でもサイズを選べます。

【HEAD】REV

【HEAD】REVの製品画像

項目 内容
ブランド HEAD
モデル名 REV
フィット −
衝撃対策 −
安全規格 EN1077:2007 Class B
サイズ XS/S〜XL/XXL(52〜63cm)

「REV」は、スキー板やラケットで知られるHEADが手がけるスキーヘルメットで、HEAD日本公式では「革新的フィットシステム搭載の軽量ヘルメット」と紹介されています。軽さとかぶり心地を重視したヘルメットで、1日中ゲレンデを滑っても重さが気になりにくいモデルです。

HEADの「REV」は、ポリカーボネートの外殻と衝撃吸収材のEPSを一体成形する「In-Mold」構造で軽く仕上げ、頭をビーニー(ニット帽)のように包む「Sphere Fit」でフィットを整えます。

HEAD「REV」の通気口はスライド操作で開け閉めできる「Adjustable Ventilation」で、気温や天気に合わせてヘルメット内の温度を変えられます。安全規格はEN1077:2007 Class Bで、MIPSはHEADの「REV」には搭載されていません。

長時間かぶっても重さが気になりにくい軽量なスキーヘルメットを探している初級〜中級のスキーヤーには、HEADの「REV」がおすすめの選択肢になります。回転方向の衝撃対策まで重視するスキーヤーは、MIPS搭載のヘルメットと見比べてから選ぶと納得して決められます。

【ROSSIGNOL】ALTA IMPACTS

【ROSSIGNOL】ALTA IMPACTSの製品画像

項目 内容
ブランド ROSSIGNOL
モデル名 ALTA IMPACTS
フィット R-FIT(ダイヤル式)
衝撃対策 EPPマルチインパクトテクノロジー
安全規格 CE
サイズ M/L・L/XL

「ALTA IMPACTS」は、フランスのROSSIGNOLが展開するオールマウンテン(ゲレンデ全体をさまざまな滑り方で楽しむスタイル)向けのスキーヘルメットで、日本公式が快適性と重さ、耐衝撃性のバランスを取ったと紹介するモデルです。23-24シーズンから続くヘルメットで、26-27シーズンも販売が続いています。

ROSSIGNOLの「ALTA IMPACTS」の衝撃対策は、MIPSではなくEPPを使う「EPPマルチインパクトテクノロジー」です。見た目に跡が残らない弱い衝撃でも保護性能が落ちることに着目した技術で、日常の使用で衝撃吸収性を長く保ちやすくしています。

ROSSIGNOL「ALTA IMPACTS」のフィットは「ダイヤルR-Fitシステム」で頭の形に合わせ、ゴーグルは「マグネットクリップ」で簡単に固定できます。通気性も調整ダイヤルで変えられ、安全規格はCE EN1077を取得したヘルメットです。

ROSSIGNOLの「ALTA IMPACTS」をおすすめしたいのは、毎週のようにスキー場へ通い、同じヘルメットを長く使いたいスキーヤーです。リフトでゴーグルを外したときもマグネットクリップでさっと付け直せるため、ゴーグルのずれが気になる方にも向いています。

【SALOMON】PIONEER 3 MIPS

【SALOMON】PIONEER 3 MIPSの製品画像

項目 内容
ブランド SALOMON
モデル名 PIONEER 3 MIPS
フィット Custom Dial Vertical
衝撃対策 EPS4DとMIPS
安全規格 −
サイズ S〜XL(53〜64cm)

「PIONEER 3 MIPS」は、フランスのSALOMONが26-27シーズンの新作として日本公式ストアで展開する、オンピステ(圧雪されたコース)向けのスキーヘルメットです。公式では快適さとスタイルを求めるスキーヤーのために設計されたと説明され、ゲレンデでのかぶり心地と見た目の両方に配慮しています。

SALOMONの「PIONEER 3 MIPS」の衝撃対策は、衝撃吸収材の「EPS4D」と「MIPS」を連携させた構造です。フィット調整は「Custom Dial Vertical」で、ダイヤルを回せば数秒で締め付けを微調整できます。素材の60%以上にリサイクル素材を使っている点も特徴です。

圧雪バーンでのクルージング(一定のスピードでゆったりと滑ること)が中心で、初めてMIPS搭載のスキーヘルメットを選ぶ初級〜中級のスキーヤーに向けたおすすめのモデルが、SALOMONの「PIONEER 3 MIPS」です。S(53〜56cm)からXL(62〜64cm)までの4サイズがあり、頭囲に合わせて選べます。

【SALOMON】DRIVER PRO SIGMA MIPS

【SALOMON】DRIVER PRO SIGMA MIPSの製品画像

項目 内容
ブランド SALOMON
モデル名 DRIVER PRO SIGMA MIPS
フィット 360°フィット調整技術
衝撃対策 MIPS
安全規格 −
サイズ S〜L(53〜62cm)

「DRIVER PRO SIGMA MIPS」は、SALOMONがアルペンスキー専用として展開するバイザー一体型のスキーヘルメットです。公式では「バイザーヘルメットと従来のゴーグル装着型ヘルメットの利点を組み合わせた」モデルと紹介されており、ゴーグルを別に用意しなくてもレンズ付きのヘルメット1つで滑り出せます。

SALOMONの「DRIVER PRO SIGMA MIPS」に付く一体型バイザー「SIGMA」は、公式で「広い視野を提供するハイテクゴーグルのような着け心地」と説明されています。衝撃対策には「MIPS」、フィットには頭まわりを全周で調整する「360° フィット調整技術」を採用しており、ゴーグルのストラップを付け直したり、ずれを直したりする手間がかかりません。

リフトの乗り降りや休憩のたびにゴーグルを扱う手間を減らしたい中級〜上級のスキーヤーには、SALOMONの「DRIVER PRO SIGMA MIPS」がおすすめです。一方で、手持ちのゴーグルを天候に合わせて使い分けたいスキーヤーには、ゴーグル装着型のヘルメットのほうが向いています。

【SWANS】NOVAQ

【SWANS】NOVAQの製品画像

項目 内容
ブランド SWANS
モデル名 NOVAQ
フィット −
衝撃対策 MIPS
安全規格 CE EN1077B
サイズ M(54〜58cm)/L(59〜62cm)

「NOVAQ」は、ゴーグルやサングラスで知られる山本光学のSWANSが、26-27シーズンの新作として送り出したMIPS搭載のスキーヘルメット(品番HSF-261 MIPS)です。良好な視界を保って危険を早く察知する「アクティブセーフティ」の考え方から開発され、ゴーグルメーカーの視点でヘルメットを設計しています。

SWANSの「NOVAQ」は、頭部の骨格が張り出していることが多いアジア人に合わせた「ボックスタイプのシェル」と独自のインナーパッドを採用しており、衝撃対策は「MIPS」です。

SWANS「NOVAQ」の着脱式ブリム(ヘルメット前側のつば)は、SWANSのゴーグルの換気機能「A-BLOW SYSTEM」との併用を想定した形で、雪の侵入やレンズの曇りを抑えます。耳まわりには、周囲の音を聞き取りやすい「立体イヤーパッド構造」を取り入れています。

国内ブランドの日本人向けの形でスキーヘルメットを選びたい方や、SWANSのゴーグルと合わせて曇りにくい組み合わせを作りたいスキーヤーに、SWANSの「NOVAQ」はおすすめです。サイズはM(54〜58cm)とL(59〜62cm)の2展開で、重さはMが540〜560g、Lが590〜610gです。頭囲が62cmを超える場合は合うサイズがありません。

【uvex】gravitate

【uvex】gravitateの製品画像

項目 内容
ブランド uvex
モデル名 gravitate
フィット IASフィットシステム
衝撃対策 −
安全規格 EN1077:2007B
サイズ 3サイズ(55〜64cm)

「gravitate」は、ドイツのアイウェア・ヘルメットブランドuvexが26-27シーズンに展開するスキーヘルメットです。パウダー(深く積もった新雪)やバックカントリー(スキー場の管理区域外の雪山)、ピステ(圧雪されたコース)のどこでもなじむマットなデザインに仕上げられています。

uvexの「gravitate」の構造は、頑丈で耐衝撃性と軽さを兼ね備えた「ハイブリットテクノロジー」で、頭囲に合わせて2つのシェルサイズを使い分けるのが特徴です。フィットは「IASフィットシステム」で調整でき、「開閉式ベンチレーション」を開け閉めすれば晴れた日と吹雪の日でヘルメット内の通気量を変えられ、安全規格はEN1077:2007Bを取得しています。

uvexの「gravitate」は、圧雪されたゲレンデからパウダーまで幅広く滑り、落ち着いたマットな見た目のスキーヘルメットを好むスキーヤーにおすすめのモデルです。サイズは55〜59cm、59〜61cm、61〜64cmの3つで、カラーによって選べるサイズが違うため、購入時に色とサイズの組み合わせを確かめておくと選び間違いを防げます。

【GIRO】NEO MIPS II

【GIRO】NEO MIPS IIの製品画像

項目 内容
ブランド GIRO
モデル名 NEO MIPS II
フィット −
衝撃対策 MIPS
安全規格 CE EN1077
サイズ S〜L(52〜62.5cm)

「NEO MIPS II」は、アメリカのヘルメットブランドGIROの定番NEOシリーズを、26-27シーズンにリデザインした新しいスキーヘルメットです。旧モデルのNEO MIPSからインナーとフィットシステムを見直し、かぶり心地を高めたヘルメットです。

GIROの「NEO MIPS II」は、アジア人の頭部形状に合わせたインナーと、新たに搭載した「インフォーム 2 フィットシステム」でフィット感を高め、衝撃対策には「MIPS」を採用し、安全規格はCE EN1077を取得しています。

GIRO「NEO MIPS II」のパッドには汗やにおい対策の「IONIC+抗菌パッド」を使い、通気は「サーモスタットコントロール付ベンチレーション」と、ゴーグルと組み合わせて通気を確保する「スタックベンチレーション」の2つで調整する仕組みです。

日本人の頭に合う定番ブランドのMIPSモデルを探している方や、汗やにおいが気になりやすいスキーヤーには、GIROの「NEO MIPS II」をおすすめします。サイズはS〜L(52〜62.5cm)と幅広く、小さめの頭囲のスキーヤーもヘルメットのサイズを選びやすいモデルです。

【SMITH】METHOD MIPS

【SMITH】METHOD MIPSの製品画像

項目 内容
ブランド SMITH
モデル名 METHOD MIPS
フィット ASIAN FIT
衝撃対策 コロイド(Koroyd)とMIPS
安全規格 ASTM F 2040/CE EN 1077:2007 CLASS B
サイズ S〜L(55〜67cm)

「METHOD MIPS」は、アメリカのSMITHで人気だったMaze/Allureをアップデートしたスキーヘルメットです。2027のASIAN FITモデルは内部のモールドデザインを変え、これまで以上に多くの日本人の頭に合うよう改良されています。

SMITHの「METHOD MIPS」は、軽量な衝撃吸収材「KOROYD(コロイド)」を加えた「インモールド・コンストラクション」に「MIPS」を組み合わせた構造です。安全規格はASTM F 2040とCE EN 1077:2007 CLASS Bの両方を取得しています。

SMITH「METHOD MIPS」のフィットは「自動調整ライフスタイル・フィットシステム」でかぶるだけで頭に合い、「AirEvac ベンチレーションシステム」と8個のベンチレーションホールがゴーグルの曇りやヘルメット内の蒸れを抑えます。

かぶるだけでフィットが決まる手軽さを求めるスキーヤーや、ゲレンデからフリーライド(コース外や非圧雪の斜面を自由に滑るスタイル)まで幅広く滑る方に、SMITHの「METHOD MIPS」はおすすめできるヘルメットです。ダイヤルで締め付けを細かく変えたいスキーヤーには、ダイヤル式のモデルのほうが扱いやすくなります。

【OAKLEY】MOD5 MIPS

【OAKLEY】MOD5 MIPSの製品画像

項目 内容
ブランド OAKLEY
モデル名 MOD5 MIPS
フィット BOAフィットシステム
衝撃対策 MIPS
安全規格 −
サイズ S〜L(51〜61cm)

「MOD5 MIPS」は、アメリカのOAKLEYが展開するMODシリーズの上位モデルにあたる、26-27シーズンの日本正規品のスキーヘルメットです。販売店では、大きな山の急斜面を滑り、高いパフォーマンスを求めるスキーヤーに向けたヘルメットとして紹介されています。

OAKLEYの「MOD5 MIPS」は、「ハイブリッドシェル成形」で保護性能と軽さのバランスを取り、前側のブリムまわりには「モジュラーブリムシステム(MBS)」を採用しています。締め付けを細かく調整できる「BOAフィットシステム」と、衝撃対策の「Mipsテクノロジー」も搭載したヘルメットです。

OAKLEYのゴーグルとヘルメットをそろえたいスキーヤーや、急斜面や非圧雪の斜面まで山全体を滑りたい上級者なら、OAKLEYの「MOD5 MIPS」がおすすめの候補に入ります。サイズはS(51〜55cm)からL(59〜61cm)までで、丸く横幅の広い頭のスキーヤーは、試着してこめかみの当たりを確かめてから選ぶと確実です。

【POC】Obex WF MIPS

【POC】Obex WF MIPSの製品画像

項目 内容
ブランド POC
モデル名 Obex WF MIPS
フィット WF(Wide fit/Asian fit)
衝撃対策 MIPS
安全規格 −
サイズ XS-S(55〜58cm)/M-L(59〜62cm)

「Obex WF MIPS」は、スウェーデンのプロテクターブランドPOCが展開するObexシリーズのスキーヘルメットで、横幅の広いアジア人の頭に合わせたWF(Wide fit/Asian fit)を採用しています。ゲレンデのクルージングからパウダーまで、さまざまな滑り方に対応するヘルメットとして作られています。

POCの「Obex WF MIPS」は、EPSライナーとPC(ポリカーボネート)シェル、頭頂部のABSトップシェルを組み合わせたハイブリッド構造に「MIPS」を加え、軽さと耐久性を両立させたスキーヘルメットです。安全規格はCE EN 1077-BとASTM F2040を取得しています。

POCの「Obex WF MIPS」には、パッドを交換せずに頭全体の締め付けを合わせられる「360° Fit System」と、スライド式のベントカバーで通気量を変える「Adjustable Ventilation」が備わり、前面の通気口がゴーグル内の空気を逃がしてレンズの曇りを抑えます。

横幅が広い頭に合うワイドフィットのスキーヘルメットを探している方や、丈夫さを重視する中級〜上級のスキーヤーへのおすすめが、POCの「Obex WF MIPS」です。WFモデルはサイズの区切りが他のモデルと異なり、XS-Sが55〜58cm、M-Lが59〜62cmの2サイズです。

スキー用ヘルメットを使うときの注意点

スキー用ヘルメットを長く快適に使うために、使い始めてから気をつけたい注意点を解説します。スキーヘルメットは正しくかぶり、手入れを続けることで、本来の性能を発揮できます。

購入後に気をつけたい使い方と手入れのコツは、以下の4ポイントです。

  • ゴーグルとのすき間ができないようにかぶる
  • ニット帽をかぶらずインナーやダイヤルで調整する
  • 強い衝撃を受けたヘルメットは買い替える
  • インナーやイヤーパッドを乾かして清潔に保つ

ゴーグルとのすき間ができないようにかぶる

スキーヘルメットをかぶる深さは、ゴーグルとの収まりを左右するポイントです。深くかぶりすぎるとゴーグルを押し下げ、浅すぎるとおでこが出て、ヘルメットとゴーグルの間にすき間ができます。すき間があるとおでこが冷えたり、雪が入り込んでレンズが曇ったりしやすくなります。

かぶる位置は、ゴーグルの上端とヘルメットの縁がすき間なくそろう高さが目安です。あごひもは指が1本入る程度に締めると、スキーの滑走中にヘルメットがずれにくくなります。

ニット帽をかぶらずインナーやダイヤルで調整する

スキーヘルメットの下に厚いニット帽をかぶると、ヘルメットが浮いてフィットがずれ、転倒したときにヘルメットが頭の上で動きやすくなります。寒さが気になる日でも、ニット帽を重ねてかぶる方法はおすすめできません。

寒さ対策はイヤーパッドやインナーで行い、サイズの微調整はOAKLEYの「BOAフィットシステム」やROSSIGNOLの「ダイヤルR-Fitシステム」、SALOMONの「Custom Dial Vertical」のようなダイヤルで合わせます。保温性を足したい場合は、ヘルメットの下に着ける薄手のインナーキャップを選ぶと、フィットを崩さずにスキー中の寒さを和らげられます。

強い衝撃を受けたヘルメットは買い替える

一度大きな衝撃を受けたスキーヘルメットは、見た目に傷がなくても内部の衝撃吸収材がつぶれ、本来の性能を発揮できなくなっていることがあるため注意が必要です。ROSSIGNOLが「ALTA IMPACTS」にEPPを使っているのも、見た目に跡が残らない弱い衝撃でも保護性能が変わることへの対策です。

転倒で強く頭を打ったときや、シェルにひびやへこみが見つかったときは、スキーヘルメットの買い替えを検討します。使用期間の目安はメーカーごとに案内が異なるため、取扱説明書やメーカーの案内に沿ってヘルメットの交換時期を判断すると良いでしょう。

インナーやイヤーパッドを乾かして清潔に保つ

滑り終わったスキーヘルメットは汗や雪で湿っているため、取り外せるインナーやイヤーパッドを外して陰干しします。ATOMICの「REVENT AMID ROUND FIT」のように、インナーを外して洗えるモデルなら、汗のにおいも落としやすくなります。

保管場所も大切で、夏の車内など高温になる場所にヘルメットを置くと、シェルや衝撃吸収材が傷む原因になるため避けるのが無難です。シーズンオフは風通しの良い室内で、ヘルメットバッグなどに入れて保管すると、次のスキーシーズンまで型崩れを防げます。

まとめ:自分に合うヘルメットで安心してスキーを楽しもう

この記事では、スキーにおすすめのヘルメットの選び方と、26-27シーズンのブランド別おすすめモデル、使うときの注意点を解説しました。スキーヘルメットは、頭の形や滑り方によって合うモデルが変わる装備です。

スキーヘルメットを選ぶ際は、頭の形に合うフィット、CE EN1077やASTM F2040などの安全規格、MIPSやAMID、EPPといった衝撃対策の3点を判断軸にすると失敗しにくくなります。

そのうえで、ゴーグルとの相性を重視するならベンチレーションとブリムの形、ゴーグルの付け外しを減らしたいならバイザー一体型と、滑り方に合わせて機能を絞り込むのが、自分に合うヘルメットを見つける近道です。

自分の頭にしっかり合うヘルメットを選べば、ゲレンデでの転倒への不安が減り、スキーをもっと思い切り楽しめます。最適なスキーヘルメットを手に入れて、26-27シーズンのスキーを存分に楽しんでください。

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この記事を書いた人

学生のころに家族と行ったスキー旅行をきっかけに、毎シーズン雪山へ通うようになりました。以来、複数ブランドの板を実際に購入して滑り比べ、長さや構造の違いが滑り味にどう効くのかを記録しています。何を基準に選べばいいか迷う方に向けて『スキーセレクト』を運営しています。

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