- STOCKLIのスキー板はLASERやMONTEROなど種類が多く、どのモデルを選べばいいかわからない
- 基礎スキー向けとオールマウンテン向けで、STOCKLIのスキー板の何が違うのか知りたい
- 26-27の新作も含めて、自分のレベルに合うSTOCKLIのモデルはどれ?
「STOCKLI(ストックリー)」は1935年創業のスキー板を主力とするスイスのメーカーで、ワールドカップのトップ選手から一般スキーヤーまで支持される、スイスに唯一残るスキー工場を持つブランドです。マルタースの自社工場で職人が手作業で仕上げるハンドメイドの作りと、高速域でもぶれにくい滑走性能に定評があります。
本記事では、STOCKLIの特徴や独自テクノロジーをわかりやすく解説し、26-27シーズンの現行スキー板を全モデル比較します。用途別のおすすめモデルも紹介しますので、STOCKLIのスキー板が気になっている人はぜひチェックしてください。
STOCKLIとはスイスで手作りされるレース直系のスキーブランド

STOCKLIとは、1935年にスイスで創業し、ルツェルン近郊のマルタースにある自社工場でスキー板を作り続けているスキーブランドです。本国での正式な表記は「STÖCKLI」で、日本では「ストックリー」の呼び名で知られ、ワールドカップで磨いたレース技術を一般向けモデルに生かす姿勢に定評があります。
STOCKLIのラインナップは、レース向けのLASER FIS、ゲレンデや基礎スキー向けのLASER、オールマウンテンのMONTERO、フリーライドのSTORMRIDERとレディースのNELAで構成されています。ハンドメイドの品質とレース直系の性能を、滑り方に合わせたシリーズから選べる点がSTOCKLIのスキー板の魅力です。
STOCKLIの歴史・創業背景
STOCKLIの歴史は、創業者のJosef Stöckliがスイス・ヴォルフーゼンにある両親の工房で、アッシュ材のスキー板を作ったことから始まります。最初のスキー板を作った1935年に会社を設立し、スキー板づくりを本業として歩み出しました。
1967年からは、製造から販売までを自社で手がける直販体制をとっています。長い歴史の中で素材と構造を自ら切り開いてきたメーカーであることは、STOCKLIのスキー板を選ぶうえでの安心材料になります。
STOCKLIの特徴・強み
STOCKLIの大きな特徴は、スイスに唯一残るスキー工場で生産を続けている点です。1986年からルツェルン近郊のマルタースに工場を構え、約80人の従業員が厳選した素材を手作業でスキー板に仕上げています。
ハンドメイドの精度は、高速域での安定感や雪面への追従性として滑りに表れます。スピードを上げてもスキー板がばたつきにくく、雪面にエッジを食い込ませる感覚をつかみやすい点は、STOCKLIを選ぶ大きな理由です。
STOCKLIとワールドカップ
STOCKLIは1994年にスイスのナショナルチームの用具供給プールに加わり、オリンピック銀メダリストのUrs Kälin選手が、スイスのワールドカップ選手として初めてSTOCKLIに乗り換えました。以来、STOCKLIはアルペンスキーの最高峰であるワールドカップの現場でスキー板を鍛え続けています。
レースで鍛えたエッジグリップや高速安定性は、LASERシリーズを中心とした市販モデルに受け継がれています。トップ選手と同じ系譜の乗り味を、一般のゲレンデでも体感できる点がSTOCKLIのスキー板の魅力です。
STOCKLIの国内正規代理店
日本では、株式会社レクザムが2020年1月1日からSTOCKLIの国内輸入販売代理店として取り扱っています。レクザムはスポーツ事業部でSTOCKLIの国内公式サイトを運営し、26-27シーズンのスキー板を掲載したカタログ「SKI COLLECTION 2026/2027」も発行しています。
STOCKLIのスキー板を購入するときは、レクザムの正規品を扱う販売店を選ぶと、国内カタログどおりのビンディングセットや長さの中から、自分に合う1本を相談しながら選べます。
STOCKLIの機能とテクノロジー

STOCKLIのスキー板には、ワールドカップで生まれたカーボン技術や、チタナル(スキー板の補強に使うアルミニウム合金の板)の配置を工夫した独自構造が使われています。シリーズごとに組み合わせるテクノロジーが異なり、同じSTOCKLIでも乗り味が大きく違うのが特徴です。
STOCKLIのスキー板に搭載されている主なテクノロジーは以下の5つです。
- Turtle Shell 2.0|速度に応じてしなりが変わるチタナル
- Carbon Power Turn/Carbon Steering Control|カーボンで加速と安定を両立
- Piste Core Light|軽さと扱いやすさを生む軽量コア
- 2層チタナル構造|MONTEROのねじれ剛性を高めるメタルレイアウト
- Titec|メタルトップシートで深雪の安定とグリップを両立
Turtle Shell 2.0|速度に応じてしなりが変わるチタナル
STOCKLIのTurtle Shell 2.0は、スキー板に入れたチタナルに細かな切り込みを加え、速度や雪面の状態に合わせてフレックス(スキー板のたわみやすさ)が変わるようにした構造です。1枚のチタナルを細かく区切ることで、柔らかさと硬さを1本のスキー板の中で切り替えます。
ゆっくり流すときは楽に、ペースを上げたときはレーシングモデルのような手応えで滑れるため、1日の中で滑り方を変える中級者に向いています。STOCKLIではLASER SXやCX、MXに採用されており、扱いやすさと走りの両方を求めるスキーヤーにおすすめのテクノロジーです。
Carbon Power Turn/Carbon Steering Control|カーボンで加速と安定を両立
STOCKLIのCarbon Power TurnとCarbon Steering Controlは、カーボン素材をスキー板に組み込み、ターンの加速と高速での操作性を高めるテクノロジーです。LASERシリーズの上位モデルを中心に使われ、レースで求められる走りと正確さを支えています。
大回りでスピードに乗ったときもスキー板がばたつかず、ターンごとに加速していく感覚を味わえます。STOCKLIのWRTラインは、レース用に硬く作ったRacing Sidewalls(スキー板の側面を覆う側壁)やブナ材を多く使ったRace Coreも組み合わせており、エッジグリップを突き詰めたい上級者におすすめです。
Piste Core Light|軽さと扱いやすさを生む軽量コア
STOCKLIのPiste Core Lightは、スキー板の芯材にあたるコアを軽く仕上げたゲレンデ向けの軽量コアです。コアはスキー板のしなりや反発の土台となる部分で、重さを抑えるほど操作に必要な力も少なくなります。
軽いスキー板は切り返しで脚を動かす負担が少なく、午後になっても滑りのキレを保ちやすくなります。レーシングモデル譲りのキレを残しながら軽く扱えるため、STOCKLIのLASERを長い時間楽しみたい中級者に向いた技術です。
2層チタナル構造|MONTEROのねじれ剛性を高めるメタルレイアウト
STOCKLIの2層チタナル構造は、26-27シーズンのMONTERO ARとAXで採用された新しいメタルレイアウトです。スキー板の形状(ジオメトリー)はそのままに、2層のチタナルの搭載位置を見直しています。
アイスバーンでのエッジホールドと、荒れた斜面での安定感がともに高まり、ゲレンデを高速でクルージングしつつ非圧雪にも入るスキーヤーに効果を発揮します。STOCKLIのオールマウンテンモデルで、スピードと扱いやすさの両方を求める人におすすめのテクノロジーです。
Titec|メタルトップシートで深雪の安定とグリップを両立
STOCKLIのTitecは、スキー板の表面(トップシート)に一般的なラミネート素材ではなくチタンアルミニウム素材を使い、デザインを金属の層に直接プリントする技術です。国内カタログでは「メタルトップシート」の名前で紹介されています。
パウダーでスキー板がぶれにくく、硬く締まった斜面でもエッジが抜けにくいため、非圧雪とゲレンデを1日で行き来するフリーライダーに向いたテクノロジーです。STOCKLIではSTORMRIDERシリーズに採用され、女性向けのNELAシリーズもメタルトップシートを使っています。
STOCKLIの全モデルの種類を比較

STOCKLIのスキー板のシリーズは、レース向けのLASER FIS、ゲレンデや基礎スキー向けのLASER、オールマウンテンのMONTERO、フリーライドのSTORMRIDERとレディースのNELAです。26-27シーズンに国内で正規販売されている全モデルを用途別のグループに分け、グループごとの比較表とモデルの詳細を紹介します。
STOCKLIのスキー板を以下の6つの用途別グループに分けて紹介します。
- レーシングモデル(LASER FIS)
- ハイパフォーマンスモデル(LASER WRT/GS/SL)
- オールラウンドモデル(LASER SC/CX/SX/MP/MX/RACE TEAM JR)
- オールマウンテンモデル(MONTERO)
- フリーライドモデル(STORMRIDER)
- レディースフリーライドモデル(NELA)
レーシングモデル(LASER FIS)
FIS(国際スキー連盟)の規格に沿って作られた、STOCKLIの競技専用スキー板のグループです。大回転(GS)と回転(SL)のレーシングモデルをそろえ、ポールを本格的に滑るレーサーや上級者に向けています。比較表の後に各モデルの詳細を紹介します。
| モデル名 | サイドカット(mm) | 位置づけ | 対象レベル | 主なテクノロジー |
|---|---|---|---|---|
| LASER GS FIS | FIS規格 | FIS規格のGSレーシング | レーサー | – |
| LASER SL FIS | FIS規格 | FIS規格のSLレーシング | レーサー | – |
LASER GS FIS

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | LASER GS FIS |
| サイドカット(mm) | FIS規格 |
| 位置づけ | FIS規格のGSレーシング |
| 対象レベル | レーサー |
| 主なテクノロジー | – |
「LASER GS FIS」は、Marco Odermatt選手のワールドカップ優勝に使われた、STOCKLIの純競技用GSスキー板です。FIS規格の大回転種目に合わせて設計されており、長いサイズではラディウス(サイドカットが描く円の半径で、小さいほど小回りが得意)が30mを超える大きなターン弧を描きます。
スピードの出るGSのコースでもばたつきを抑えたスキー板がエッジを長く雪面に残し、狙ったライン取りを支えます。GS競技に出場するレーサーや、ワールドカップと同じ系譜のスキー板でロングターンを磨きたいエキスパートには、STOCKLIのラインナップで最もおすすめのGSモデルです。
LASER SL FIS

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | LASER SL FIS |
| サイドカット(mm) | FIS規格 |
| 位置づけ | FIS規格のSLレーシング |
| 対象レベル | レーサー |
| 主なテクノロジー | – |
「LASER SL FIS」は、FISワールドカップのスラローム(回転)種目に向けて作られた、STOCKLIの純競技用SLスキー板です。ラディウスは12m台に収まり、細かく立てられたポールを素早いリズムで刻めます。
SL競技に出場するレーサーや、レーシングモデルならではの鋭い切れ味を求めるエキスパートにおすすめのスキー板です。一方で競技専用の設計のため、ゲレンデをゆったり流す滑り方には向いていません。
ハイパフォーマンスモデル(LASER WRT/GS/SL)
ワールドカップで培ったレース技術を、一般の上級者や基礎スキーヤー向けに落とし込んだSTOCKLIのLASERシリーズの上位グループです。26-27で新しくなったWRTラインと、マスターズレーサーや基礎スキーヤー向けのGSとSLをそろえています。比較表の後に各モデルの特徴を紹介します。
| モデル名 | サイドカット(mm) | 位置づけ | 対象レベル | 主なテクノロジー |
|---|---|---|---|---|
| LASER WRT PRO | 119-67-101 | LASERのフラッグシップ | 上級者〜エキスパート | Race Core/Racing Sidewalls/Carbon Power Turn |
| LASER WRT | 119-67-101 | SLの俊敏性とGSの安定性を融合 | 上級者 | Race Core/Carbon Power Turn/Carbon Steering Control |
| LASER GS | 118-68-97 | マスターズ・基礎向けロングターン | 上級者 | Carbon Steering Control/ラバーインサート |
| LASER SL | 120-66-98 | マスターズ・基礎向けショートターン | 上級者 | Carbon Power Turn/Racing sidewalls |
LASER WRT PRO

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | LASER WRT PRO |
| サイドカット(mm) | 119-67-101 |
| 位置づけ | LASERのフラッグシップ |
| 対象レベル | 上級者〜エキスパート |
| 主なテクノロジー | Race Core/Racing Sidewalls/Carbon Power Turn |
「LASER WRT PRO」は、STOCKLIのLASERシリーズの頂点に立つフラッグシップモデルです。26-27の新作では構造や素材、ジオメトリーを変えずに、ターン前半の捉えと後半の抜けが滑らかになるようファインチューニングを施しています。
硬く締まったバーンで深くエッジを立ててもスキー板がずれにくく、ターンの出口でぐっと加速していく感覚をはっきりと味わえます。技術選や上級の検定を目指す基礎スキーヤーや、STOCKLIの最高峰モデルに乗りたいエキスパートにおすすめです。脚力と技術が求められるため、中級者はLASER WRTやLASER SCから選ぶ方が扱いやすくなります。
LASER WRT

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | LASER WRT |
| サイドカット(mm) | 119-67-101 |
| 位置づけ | SLの俊敏性とGSの安定性を融合 |
| 対象レベル | 上級者 |
| 主なテクノロジー | Race Core/Carbon Power Turn/Carbon Steering Control |
「LASER WRT」は、SLスキーの俊敏性とGSスキーの安定性を高い次元で融合させた、STOCKLIのハイパフォーマンスモデルです。26-27でリニューアルされ、レース直系の構造を持ちながら、1日を通して滑らかに走る乗り味に仕上げています。
大回りではCarbon Steering Controlがスキー板の揺れを抑え、小回りではCarbon Power Turnがテンポ良くスキー板を走らせます。大回りも小回りも1本でこなしたい上級者や、LASER WRT PROより扱いやすさを残したSTOCKLIを求める人におすすめのスキー板です。
LASER GS

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | LASER GS |
| サイドカット(mm) | 118-68-97 |
| 位置づけ | マスターズ・基礎向けロングターン |
| 対象レベル | 上級者 |
| 主なテクノロジー | Carbon Steering Control/ラバーインサート |
「LASER GS」は、マスターズレーサーや基礎スキーヤーに向けたSTOCKLIのロングターンモデルです。サイドカットは118-68-97mmで、175cmではラディウス17.1mと、伸びやかな大回りを描きやすい設計になっています。
マスターズレースに出場するスキーヤーや、基礎スキーで大回りを磨きたい上級者におすすめのモデルです。一方で小回りの連続では長めのラディウスが重く感じられるため、ショートターン中心ならSTOCKLIのLASER SLが向いています。
LASER SL

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | LASER SL |
| サイドカット(mm) | 120-66-98 |
| 位置づけ | マスターズ・基礎向けショートターン |
| 対象レベル | 上級者 |
| 主なテクノロジー | Carbon Power Turn/Racing sidewalls |
「LASER SL」は、マスターズレーサーや基礎スキーヤー向けに作られたSTOCKLIのショートターンモデルです。サイドカット120-66-98mmのくびれの深い形状で、165cmではラディウス13.6mと、小回りのリズムを刻みやすくなっています。
基礎スキーで小回りのキレを高めたい上級者や、マスターズのSL種目に出場するレーサーにおすすめです。大回りを中心に滑るなら、ラディウスの長いLASER GSを選ぶ方がスキー板が安定します。
- しなやかなのに芯は重厚で、雪面に吸い付くようなグリップがあり振動もほとんど感じなかった
- 素直にエッジが切れてずらしも自在に使えるため、1本あれば満足できる安定した仕上がり
- 精度よく乗れば真価を発揮する反面、気を抜いた滑りでは持て余すので相応の技術は求められる
オールラウンドモデル(LASER SC/CX/SX/MP/MX/RACE TEAM JR)
STOCKLIのLASERが持つレース由来の性能をベースに、扱いやすさを高めたオールラウンドのグループです。LASER SCをベースにしたモデルは中回り寄り、LASER SLをベースにしたモデルは小回り寄りと性格が分かれ、ジュニア用のスキー板も含まれます。比較表の後に各モデルを紹介します。
| モデル名 | サイドカット(mm) | 位置づけ | 対象レベル | 主なテクノロジー |
|---|---|---|---|---|
| LASER SC | 120-70-102 | LASERのベストセラー | 中級〜上級者 | Racing sidewalls/ウッドコア |
| LASER CX | 122-69-101 | SLベースの軽快なショートカービング | 中級〜上級者 | Turtle Shell 2.0/Piste Core Light |
| LASER SX | 122-74-103 | SCベースのベーシックオールラウンド | 中級者 | Turtle Shell 2.0/Piste Core Light |
| LASER MP | 118-67-100 | SLベースの軽量オールラウンド | 中級者 | Piste Core Light/Softflex |
| LASER MX | 119-71-101 | SCベースの軽量オールラウンド | 中級者 | Turtle Shell 2.0/Softflex |
| RACE TEAM JR | 100-66-92 | ジュニア用オールラウンド | ジュニア | – |
LASER SC

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | LASER SC |
| サイドカット(mm) | 120-70-102 |
| 位置づけ | LASERのベストセラー |
| 対象レベル | 中級〜上級者 |
| 主なテクノロジー | Racing sidewalls/ウッドコア |
「LASER SC」は、STOCKLIのLASERシリーズでベストセラーとなっているオールラウンドモデルです。扱いやすさと高い性能を両立しており、サイドカット120-70-102mmのバランスの良い形状を持っています。
164cmではラディウス13.8mと、小回りから中回りまで幅広いターンに対応します。LASERらしい走りを幅広いターンで楽しみたい中級〜上級者や、初めてSTOCKLIのスキー板を選ぶ人におすすめのモデルです。
LASER CX

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | LASER CX |
| サイドカット(mm) | 122-69-101 |
| 位置づけ | SLベースの軽快なショートカービング |
| 対象レベル | 中級〜上級者 |
| 主なテクノロジー | Turtle Shell 2.0/Piste Core Light |
「LASER CX」は、LASER SLをベースに、より楽に軽快なショートカービングを楽しめるようにしたSTOCKLIのオールラウンドモデルです。サイドカットは122-69-101mmで、156cmではラディウス11.6mと小回りを得意としています。
小回り中心にゲレンデを軽快に滑りたい中級〜上級者や、基礎スキーのショートターンを軽い力で練習したいスキーヤーにおすすめです。一方で高速の大回りでは、ラディウスの長いLASER SCやSXの方が落ち着いて滑れます。
LASER SX

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | LASER SX |
| サイドカット(mm) | 122-74-103 |
| 位置づけ | SCベースのベーシックオールラウンド |
| 対象レベル | 中級者 |
| 主なテクノロジー | Turtle Shell 2.0/Piste Core Light |
「LASER SX」は、LASER SCをベースに、より楽に快適なターンを楽しめるよう開発されたSTOCKLIのベーシックオールラウンドモデルです。26-27でフレックスバランスを刷新し、ウエスト幅は従来より4mm広い74mmになりました。
Turtle Shell 2.0とPiste Core Lightの組み合わせにより、低速ではなめらかにクルージングでき、スピードを上げるとレーシングモデルのような感覚で滑れます。GSモデルほど脚力を求めないため、中回り〜大回りをゆったり楽しみたい中級者や、脚への負担を抑えたいスキーヤーにおすすめのスキー板です。
LASER MP

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | LASER MP |
| サイドカット(mm) | 118-67-100 |
| 位置づけ | SLベースの軽量オールラウンド |
| 対象レベル | 中級者 |
| 主なテクノロジー | Piste Core Light/Softflex |
「LASER MP」は、LASER SLのスポーティーなフィーリングを残しつつ、軽量で扱いやすくチューニングしたSTOCKLIのオールラウンドモデルです。MPはMotion Performanceの略で、LASERの中でも短めの長さから選べます。
力に頼らずスキー板を曲げられるため、体重が軽めのスキーヤーでもLASERらしい切れのあるターンを楽しめます。LASER SLの乗り味にあこがれつつ、軽さと扱いやすさを優先したい中級者におすすめのモデルです。
LASER MX

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | LASER MX |
| サイドカット(mm) | 119-71-101 |
| 位置づけ | SCベースの軽量オールラウンド |
| 対象レベル | 中級者 |
| 主なテクノロジー | Turtle Shell 2.0/Softflex |
「LASER MX」は、LASER SCをベースに軽量化と扱いやすさに特化したチューニングを施した、STOCKLIのオールラウンドモデルです。26-27の新作で、ウエスト幅71mmの形状と柔らかなサイドカットにより、ターンを始めやすく仕上げています。
1日中楽に快適に滑れる設計のため、LASERシリーズを気軽に楽しみたい人や、ステップアップ中の中級者におすすめです。硬いバーンでの高速ターンでしっかりとした手応えを求めるなら、STOCKLIのLASER SCやWRTの方が向いています。
RACE TEAM JR

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | RACE TEAM JR |
| サイドカット(mm) | 100-66-92 |
| 位置づけ | ジュニア用オールラウンド |
| 対象レベル | ジュニア |
| 主なテクノロジー | – |
「RACE TEAM JR」は、成長著しいジュニアのためにSTOCKLIが用意したオールラウンドスキー板です。国内では公式カタログに掲載されているモデルで、子どもの身長に合わせて短い長さから選べます。
レースチームやスキースクールで練習するジュニアや、親子でSTOCKLIのスキー板をそろえたい家族におすすめです。ジュニア用ビンディングとのセットで販売されています。
オールマウンテンモデル(MONTERO)
ゲレンデの圧雪から非圧雪までを1本でこなす、STOCKLIのオールマウンテンシリーズ「MONTERO」のグループです。26-27ではMONTERO ARとAXのメタルレイアウトが新しくなり、高速域での安定感が増しています。比較表の後に各モデルを紹介します。
| モデル名 | サイドカット(mm) | 位置づけ | 対象レベル | 主なテクノロジー |
|---|---|---|---|---|
| MONTERO AR | 128-84-114 | MONTEROで最も幅広いオールマウンテン | 上級者 | チタナル2層構造/Tip-and-Tail-Flex |
| MONTERO AX | 123-80-112 | GSとSLの中間のオールマウンテン | 中級〜上級者 | チタナル2層構造/Tip-and-Tail-Flex/Rocker |
| MONTERO AS | 127-76-107 | SLベースのオールマウンテン | 中級〜上級者 | – |
| MONTERO AW | 122-80-106 | 軽量レディース向けオールマウンテン | 女性スキーヤー | – |
MONTERO AR

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | MONTERO AR |
| サイドカット(mm) | 128-84-114 |
| 位置づけ | MONTEROで最も幅広いオールマウンテン |
| 対象レベル | 上級者 |
| 主なテクノロジー | チタナル2層構造/Tip-and-Tail-Flex |
「MONTERO AR」は、STOCKLIのMONTEROシリーズで最もウエスト幅の広い84mmのオールマウンテンモデルです。26-27ではジオメトリーはそのままにメタルの搭載位置を見直し、さまざまな状況をハイスピードで楽しめるスキー板に仕上がりました。
中回り〜大回りを得意とし、アイスバーンではエッジがしっかりと食いつき、荒れた斜面でもスキー板がぶれにくくなっています。ゲレンデのハイスピードクルージングから荒れた斜面までパワフルに滑りたい上級者におすすめのモデルです。
MONTERO AX

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | MONTERO AX |
| サイドカット(mm) | 123-80-112 |
| 位置づけ | GSとSLの中間のオールマウンテン |
| 対象レベル | 中級〜上級者 |
| 主なテクノロジー | チタナル2層構造/Tip-and-Tail-Flex/Rocker |
「MONTERO AX」は、GSスキーの安定性とSLスキーの軽快さを両立させた、STOCKLIのオールマウンテンモデルです。26-27ではMONTERO ARと同じくジオメトリーはそのままにメタルの搭載位置を見直し、乗り味を磨き上げています。
ウエスト幅80mmと、MONTERO ARよりひと回り細い形状のため、ゲレンデでの切り返しもスムーズです。圧雪から新雪まで1本で滑りたい中級〜上級者や、MONTEROの中でバランスの良いスキー板を探す人におすすめです。
MONTERO AS

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | MONTERO AS |
| サイドカット(mm) | 127-76-107 |
| 位置づけ | SLベースのオールマウンテン |
| 対象レベル | 中級〜上級者 |
| 主なテクノロジー | – |
「MONTERO AS」は、ショート〜ミドルターンを得意とするSLベースのハイパーオールマウンテンモデルで、STOCKLIのMONTEROシリーズでは小回り寄りの性格を持っています。サイドカットは127-76-107mmで、ウエスト幅はMONTEROの中で最も細い設定です。
MONTEROの安定感を持ちながら、小回り主体でゲレンデを滑りたい中級〜上級者におすすめです。深雪の浮力はウエストの太いMONTERO ARに及ばないため、新雪の日が多い人はARかAXを選ぶと安心して滑れます。
MONTERO AW

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | MONTERO AW |
| サイドカット(mm) | 122-80-106 |
| 位置づけ | 軽量レディース向けオールマウンテン |
| 対象レベル | 女性スキーヤー |
| 主なテクノロジー | – |
「MONTERO AW」は、軽快な操作性と安定性を融合させた、STOCKLIの軽量オールマウンテンモデルです。国内公式サイトではシニアとレディース向けに位置づけられており、MONTEROの中で最も短い長さから選べます。
脚力に頼らずに操れるため、体力を残しながら1日を滑りたいスキーヤーにも向いています。ゲレンデから非圧雪まで1本で楽しみたい女性スキーヤーや、軽さを重視するシニアのスキーヤーにおすすめのSTOCKLIです。
フリーライドモデル(STORMRIDER)
非圧雪やパウダーを主な舞台とする、STOCKLIのフリーライドシリーズ「STORMRIDER」のグループです。26-27でウエスト幅108mmのモデルが加わり、88〜108mmの幅から滑る雪に合わせて選べるようになりました。比較表の後に各モデルを紹介します。
| モデル名 | サイドカット(mm) | 位置づけ | 対象レベル | 主なテクノロジー |
|---|---|---|---|---|
| STORMRIDER 108 | 137-108-129 | 最も幅広いハイパーフリーライド | 上級者 | Titec/Big Powder Rocker/Freeride Tail |
| STORMRIDER 102 | 135-102-125 | 幅102mmのフリーライド | 上級者 | Titec |
| STORMRIDER 95 | 132-95-120 | 幅95mmのフリーライド | 中級〜上級者 | Titec |
| STORMRIDER 88 | 130-88-114 | 最も細身のフリーライド | 中級〜上級者 | Titec |
STORMRIDER 108

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | STORMRIDER 108 |
| サイドカット(mm) | 137-108-129 |
| 位置づけ | 最も幅広いハイパーフリーライド |
| 対象レベル | 上級者 |
| 主なテクノロジー | Titec/Big Powder Rocker/Freeride Tail |
「STORMRIDER 108」は、フリーライド競技で培ったディープパウダーでの浮力と安定性を備えた、STOCKLIの26-27の新作ハイパーフリーライドモデルです。ブランド初のフリーライド契約ライダーであるMaxime Chabloz選手と共同開発されました。
108mmクラスとしては深いサイドカットで、180cmでもラディウス16.9mと小回りが利き、深雪やツリーラン、狭い沢地形でもスキー板を回しやすくなっています。パウダーや非圧雪を本格的に滑りたいフリーライダーにおすすめです。ゲレンデの圧雪が中心なら幅が広すぎるため、STORMRIDER 95や88の方が扱いやすくなります。
STORMRIDER 102

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | STORMRIDER 102 |
| サイドカット(mm) | 135-102-125 |
| 位置づけ | 幅102mmのフリーライド |
| 対象レベル | 上級者 |
| 主なテクノロジー | Titec |
「STORMRIDER 102」は、メタルトップシート(Titec)を採用したセンター幅102mmのハイパーフリーライドモデルで、STOCKLIのSTORMRIDERの中でも深雪寄りの性格です。
パウダーの日を中心に、大きな斜面をスピードに乗って滑りたい上級者におすすめです。一方で小回りが求められる林間や狭い地形では、ラディウスの小さいSTORMRIDER 108の方が回しやすくなります。
STORMRIDER 95

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | STORMRIDER 95 |
| サイドカット(mm) | 132-95-120 |
| 位置づけ | 幅95mmのフリーライド |
| 対象レベル | 中級〜上級者 |
| 主なテクノロジー | Titec |
「STORMRIDER 95」は、メタルトップシート(Titec)を採用したセンター幅95mmのフリーライドモデルです。美しさと軽さ、滑走性能を備え、スキーヤーの行動範囲を広げるオールフリーライドモデルとして、STOCKLIのSTORMRIDERの中間に位置づけられています。
非圧雪もゲレンデも1本で滑りたい中級〜上級者や、初めてSTORMRIDERを選ぶ人におすすめのSTOCKLIのスキー板です。深いパウダーが中心ならSTORMRIDER 102や108、ゲレンデが中心ならSTORMRIDER 88と比べて選ぶと、滑り方に合った幅がわかります。
STORMRIDER 88

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | STORMRIDER 88 |
| サイドカット(mm) | 130-88-114 |
| 位置づけ | 最も細身のフリーライド |
| 対象レベル | 中級〜上級者 |
| 主なテクノロジー | Titec |
「STORMRIDER 88」は、メタルトップシート(Titec)を採用したセンター幅88mmの、STOCKLIのSTORMRIDERで最も細身のモデルです。国内公式サイトでは、美しさと軽さ、滑走性能を兼ね備えたハイスペックなオールマウンテンスキーとも説明されています。
ゲレンデ中心で、ときどき非圧雪にも入りたいスキーヤーにおすすめのモデルです。深いパウダーが主な目的なら、浮力のあるSTORMRIDER 102や108を選ぶ方が楽に滑れます。
レディースフリーライドモデル(NELA)
女性スキーヤーに向けたSTOCKLIのフリーライドシリーズ「NELA」のグループです。26-27で旧NELA 96と88から刷新され、Softflexによって軽くしなやかな乗り味になりました。比較表の後に各モデルを紹介します。
| モデル名 | サイドカット(mm) | 位置づけ | 対象レベル | 主なテクノロジー |
|---|---|---|---|---|
| NELA 93 | 130-93-117 | 幅93mmのレディースフリーライド | 女性スキーヤー | メタルトップシート/Powder Rocker/Freeride Tail |
| NELA 86 | 129-86-112 | 幅86mmのレディースフリーライド | 女性スキーヤー | メタルトップシート/Powder Rocker/Freeride Tail |
NELA 93

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | NELA 93 |
| サイドカット(mm) | 130-93-117 |
| 位置づけ | 幅93mmのレディースフリーライド |
| 対象レベル | 女性スキーヤー |
| 主なテクノロジー | メタルトップシート/Powder Rocker/Freeride Tail |
「NELA 93」は、メタルトップシートを採用したセンター幅93mmの、STOCKLIのレディースフリーライドモデルです。26-27の新作で、旧NELA 96の後継として深雪を主な舞台に設計されています。
パウダーでスキー板の先端が浮きやすく、深雪でもターンを始めやすいため、新雪の日に非圧雪へ積極的に出かけたい女性スキーヤーにおすすめです。ゲレンデの圧雪が中心なら、ウエストの細いNELA 86の方が軽快に切り返せます。
NELA 86

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | NELA 86 |
| サイドカット(mm) | 129-86-112 |
| 位置づけ | 幅86mmのレディースフリーライド |
| 対象レベル | 女性スキーヤー |
| 主なテクノロジー | メタルトップシート/Powder Rocker/Freeride Tail |
「NELA 86」は、メタルトップシートを採用したセンター幅86mmの、STOCKLIのレディースフリーライドモデルです。26-27の新作で、旧NELA 88の後継として、ゲレンデと非圧雪を行き来する滑り方に合わせて作られています。
ゲレンデ中心に、ときどき非圧雪も楽しみたい女性スキーヤーにおすすめのモデルです。深いパウダーを狙う日が多いなら、浮力の大きいNELA 93を選ぶと安心して滑れます。
まとめ
本記事では、STOCKLIの歴史や独自テクノロジーと、26-27シーズンのスキー板を全モデル比較して解説しました。STOCKLIはスイスに唯一残るスキー工場でハンドメイドのスキー板を作り、ワールドカップで磨いた技術を市販モデルに生かしているスキーブランドです。
STOCKLIのスキー板は国内では株式会社レクザムが取り扱っているため、正規販売店で長さやビンディングセットを相談しながら選ぶと安心です。本記事が、STOCKLIのスキー板選びの参考になれば嬉しいです。


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